2014年01月13日

ひと段落ついて


やってしまう時にはやってしまうものです。
・・・

僕がまだ大型ショッピング施設のテナントにカギ屋として入っていた頃の話です。

その日、店はありがたいことに忙しく二人のスタッフと僕とで仕事をさばいておりました。

夕方、合鍵の仕事が同時に何件も入りましたspeed dating in hong kong。僕の店にはキーマシンが5台あるのでスタッフと手分けして合鍵作りをしておりました。

ひと段落ついて ほっ と一息ついている時でした。

合鍵作製と時計の電池交換が同時にきました。僕が合鍵をうけたまわったのですが電池交換が難しそうだったので僕が電池交換をすることになり、スタッフに合鍵作製を任せることにしました。ピンシリンダーの単純なキー2本を、1本ずつ、合計2本の合鍵を作製するというものでした。


僕が時計の蓋を閉め終わって、カウンターに戻ろうとしたときでした。

「・・・あのー・・・オーナー・・・」
と井戸から這い上がってきた幽霊のような声がしました。
スタッフの一人でした。いやな予感がしました。

「やってしまいました。元キーを削ってしまいました・・・」
との声が僕の頭を貫きました。スタッフの本当にすまなそうな顔がたまりませんでした。

スタッフは、うけたまわった2本のキーの1本をガイド側(元キーを挟む所)に挟み、1本をカッター側(ブランクキーを挟む所)に挟んで、カッター側に挟んだ元キーを2ピン目まで削ってしまったのです。

僕は心では焦っていましたが平静を装い、引取りに来られたお客様に正直にこのことを伝えました。

お客様は
「あら、困ったわねぇ。どうしましょ?」

大変なことなのにお客様はあまり焦っている様子ではありませんでした。
僕とスタッフは やっちまった系 の引きつった笑いをするしかありませんでした。

当たり前のことですがカギが使えなくなったということは扉が開かないということです。こうなると先ずお客様の扉をあけなければなりません單身交友。僕はお客様の家に行って解錠をする旨を伝えました。

お客様は
「それなら私の車で行きましょう」
とのことだったので、お言葉に甘えて車まで行きました。


お客様の車はベンツでした。思わぬことでベンツに乗る機会を得てしまいました。僕は解錠工具一式を持ってベンツに乗せていただきました。


あるマンションに着きました。どう見てもベンツに乗られる方が住むようなマンションではありませんでした。

「私のマンションなの。今度、住人が入れ替わるから合鍵を作ろうとしてたところなの」

この方はそのマンションのオーナーさんでした。


僕は早速解錠にかかりました。


このマンションについていた錠前はかなり古く、おまけになかなかお目にかかれない珍しい錠前でした。僕はこの錠前、シリンダーの替えを持ち合わせていませんでした。破錠してしまうと後で厄介なので無破壊で開けざるを得ませんでした。


ピッキングをはじめてから5分が経ちました。なかなか開きませんでした。

「腕、悪いわねぇ・・・」

という言葉がどこからともなく聞こえてきました。


空耳かな?
と思いながら後ろでピッキングを見られているお客様の顔を見ました。

「あなた、腕悪いんじゃないの?」

とはっきり僕の顔を見てぬかしさらしよりました。

僕の心の中ではこいつが お客様 から おばちゃん に変わりました。

多少 殺意 が湧きましたが僕の店でやらかした失敗でおばちゃんの貴重な時間をいただいているので何ともできませんでした牛欄牌回收


「鍵を預けている業者に行きましょう」
とのことだったので僕とおばちゃんはもう一度ベンツに乗って管理業者まで行きました。

車の中では
「あなた、部屋を借りてくれない?リフォームはこれから全室するからきれいになるわよ、あなたまだ独り者でしょ?顔に書いてるわよ。独り者にはうってつけの物件よ。まず家を借りなさい。嫁が見つかったら出ていけばいいじゃない・・・」
となぜかおばちゃんは僕の個人的事情を見事に言い当てた上で言葉巧みに僕を商売の餌食にしておりました。

僕の心の中ではこいつが おばちゃん から ババア に変わりました。

結局その管理業者から鍵を借りて合鍵を数本作ってお渡ししました。
posted by seasuun at 16:15| Comment(0) | 牛欄牌 | 更新情報をチェックする
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